利用するものと利用されるもの
ドメインバックオーダー
あらすじ
神(宗教)を心の底から憎む主人公が、過激な教団の儀式によって、死んでしまう間際、神のいない世界に生まれ変わりたいと強く祈ったことで、神を信じない(概念がない)異世界に転生する物語である。
しかし平穏な生活は、長く続くことはなく、いつしか主人公は神と偽神(アルコーン)を巡る宗教戦争に巻き込まれていくことになる。
作品情報
原作・脚本 | 朱白あおい |
制作 | studioぱれっと |
ジャンル | 異世界ファンタジー |
放送期間 | 2023年4月6日 ~ 7月6日 |
出演キャスト | 榎木淳弥、鬼頭明里、花澤香菜、上坂すみれ など |
話数 | 全12話 |
神無き世界のカミサマ活動の魅力
- 宗教の光と闇
- 人の根っこの部分は変わらない
- 可愛い神様と信者たち
宗教の光と闇
現代は科学の時代で、霊や神や奇跡やたたりなど、今まで未知の現象とされてきたことが少しずつとき明かされてきました。宗教は、表舞台から徐々に後退しました。
しかし、科学が主導権を握るようになったのはほんのここ1、2世紀のこと。ほとんど20世紀の初めまで、社会はどこでも宗教の勢力下に置かれていました。
『神無き世界のカミサマ活動』の世界は、科学時代が衰退したにもかかわらず、宗教すらない未開拓地。
そもそも宗教とは以下の四つの原則から成り立ちます。
①アニミズム………動物や自然物、先祖などの「霊」を信じる
②多神教……………さまざまな権能を帯びた「神々」を礼拝する
③一神教……………宇宙の独裁者である「唯一神」の権威に服する
④悟りの宗教………人生の霊妙な理法を「悟る」ことを目指す
日本に住んでいる皆さんも一度はやっている!?
➀葬式や法事など。
➁家ごと、村ごと、地域ごとにそれぞれ因縁のある個性的な神々を拝む。
各種様々なご利益のある神社で祈願。占いなど。
➂神々の融合体。日本の「七福神」。
➃悟りを開く意味に近い。

宗教は、崇拝する神を称え信者を増やすことで、社会に対する影響力を強めてきた。人の心は簡単に揺れ動くものですから、信者の流出を防ぐためには、良い方法として新たなサービス展開や、信者の喜びそうなことを提示します。悪い方法として、信者を社会的コミュニティーからの孤立の誘発や、脅迫、暴力、洗脳など。
宗教は、伝統や歴史などに強く結びつきなくなることはないし、世界全体を見渡すと、まだ現役で生きている文化です。私たちに求められることは、多のコミュニティーに所属して、文化的で健康的な生活を心掛けることでしょう。
人の根っこの部分は変わらない
ユキト / 卜部 征人(うらべ ゆきと) (CV : 榎木淳弥)

各地で活動する新興宗教は、ほんのわずかで、前世の世界では、どっぷり教団の教祖の息子として育てられてきた主人公にとっては、宗教の酸いも甘いも知る経験値で、アルコーンに劣ることは決してありません。
主人公が、人の弱みに付け込み、優しい言葉を巧みに使い、仲間を手駒としか見ていない考えには、ぞっとします。前世では、教団の人としかほぼほぼ接してきていなかった為、根本的な考え方は、教祖そのもの。
可愛い神様と信者たち
ミタマ / 国之常世御霊大御神(くにのとこよのみたまのおおみかみ)
(CV : 鬼頭明里)

アルラル (CV : 花澤香菜)

シルリル (CV : 上坂すみれ)

ロイ (CV : 藤澤奨)

エンリルタ・リースハイド・ベルトラン (CV : 諏訪部順一)(CV : 富田美憂)

クレン / ロキ (CV : 緒方恵美)

アータル (CV : 悠木碧)

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