兄弟喧嘩しても家族は見捨てない
ドメインバックオーダー 賞味期限間近品をお得にGETあらすじ
2012年7月21日、土曜日。夏休み初日、中学1年生の小野沢未来は、弟の悠貴のお守りとして、一緒に東京のお台場へロボット展を見に来ていた。
最近何かとイライラしていた未来は、「こんな世界、こわれちゃえばいいのに」とインターネットに書き込む。
その時、マグニチュード8.0の海溝型大地震が発生し、誰もが経験した事のない激しい揺れが東京を襲った。未来と悠貴はお台場で出会ったバイク便ライダー日下部真理と共に、自宅のある世田谷へと歩みを進めるのだが...。
作品情報
原作・脚本 | 涼川りん、柿原優子 |
制作 | ボンズ × キネマシトラス |
ジャンル | パニック |
放送期間 | 2009年7月10日 ~ 2009年9月18日 |
出演キャスト | 花村怜美、小林由美子、甲斐田裕子、中博史 など |
話数 | 全11話 |
東京マグニチュード8.0魅力
- どんどん作品に引き込まれる
- 成長していく未来の姿
- 地震大国の日本だからこそより心に刺さった
どんどん作品に引き込まれる
東京で大地震があり、年頃の気難しい中学生の女の子と好奇心旺盛な弟くんと、偶然出会った親切なお姉さんの3人でお台場から三茶(成城)まで歩いて帰る、ただそれだけの話だと思っていた。
地震の怖さもそうですけど、このアニメは人にフォーカスを当てていて地震災害の中で生きる人の機微をとてもよく描けている作品だと思います。
色々な経験をすることによりだんだんと成長していく姿、姉が素直になっていく姿がとても素晴らしく表現されていて、災害を通して人間として強くなっていく過程を丁寧に描写してあり、とことんリアルを追及している作品だと感じました。
最初の数話はあまり物語にも入り込めず、淡々とみてしまっていたのですが、いつの間にか夢中で見入ってしまいましたね。
成長していく未来の姿
未来と悠貴が被災したお台場で、32歳の真理は4歳の娘を持つシングルマザー。三軒茶屋に家がある彼女は方向が同じということもあって、未来と悠貴を成城へと送り届けようとします。
炎天下を歩く3人は体調を崩しながらも世田谷をめざします。とはいえ、平時とは違い、その歩みは遅々たるものです。
3人は、途中、未来の学校などで体を休めながら世田谷へと歩いていきます。目に入ってくるのは痛ましい光景です。遺体置き場となった学校の教会では母親を亡くした同級生を目にし、自分たちを地震で亡くなった孫と思い込む高齢の女性と出会います。
本作の最大の見どころ。それは成長していく未来の姿です。
物語の冒頭では不満だらけで文句ばかりの未来ですが、未曾有の災害のなか、弟と助けあっていくなかで次第に姉らしい優しさを見せ始めます。
地震大国の日本だからこそより心に刺さった
放映は2009年7~9月。本作は、いつか必ず来ると言われている首都圏での巨大地震を想定し、膨大なリサーチと検証に基づいて制作された作品です。
巨大地震というと、思い出すのは2011年3月の東日本大震災。あの地震では東京でも公共交通機関がストップし、推計352万人(首都圏全体では515万人)が帰宅困難者となりました。震災の2年前に放映された本作では、あたかもそれを予言するかのような被災者の姿や、救援に入った自衛隊や消防隊、医療従事者、ボランティアなどの活動が描かれます。
東日本大震災では、地震の後の津波によってとても大きな被害が生じました。
人的被害
死者19,747名
行方不明者2,556名
負傷者6,242名
建物の被害
全壊122,005棟
半壊283,156棟
一部破損749,732棟
(令和3年3月9日時点 緊急災害対策本部資料より)
※東日本大震災で、直接的または、間接的に被害にあった人、地震や災害にトラウマがある人は、この作品はお勧めできません。
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